無理なデリバティブは破産の元!

将来の投資のためのリスクヘッジ

株式購入のためのオプションにコールオプションという権利が存在します。
プットオプションとは逆に、権利購入時の株価で株式を購入する権利です。
今は資産がないけれど、10年貯蓄をして株式取引を始めようとする方が株価の値上がりリスクを避けるために購入する権利なのです。
デリバティブには今投資市場に参加する経済力のない方でも投資に参加できるという側面もあります。
自分がまだ保有していないものの値上がりのリスクという、言ってしまえば架空のリスクに対応することもできるのです。
買いにしろ売りにしろオプションの購入で失う可能性があるのはオプションに支払うお金だけ。
コールオプションを購入しても将来貯蓄を作ることができなければ権利を放棄すればいいのです。
資産運用の際うまくデリバティブを使うことができれば、価格変動のリスクを回避できる。
これがデリバティブの本来の姿です。

レバレッジのリスク

デリバティとは将来の取引の約束をするもので、現在資産がなくても参加できるものでしたね。
このように少額の保有資産を使って、大きな取引ができることを「レバレッジ(てこ)効果」と言います。
これには大きな危険も伴います。
通常、投資というのは自己資産をなんらかの形に交換することを言いますから失敗しても資産を失う程度で済みます。
しかしデリバティブでは失敗すれば多額の借金を背負う可能性もあるのです。
例えば先物取引は現在も将来も払えそうにない額の取引も少額の証拠金さえ払えばできてしまいますから、投資額とは釣り合わないほどの損失を出してしまう可能性もあるのです。
本来自分の経済力では取ることのできないはずのリスクを取れてしまうのがデリバティブの特徴の一つです。
欲に走ってレバレッジ効果を狙いすぎず、身の丈にあった取引をし続けることがデリバティブの一番の注意点でしょう。



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